Product review_ASICS NOVABLAST3
いつもの道をはずませよう。
昨夏からのアキレス腱痛が少しずつ癒え、12月よりjogを再開した。これまで3足のシューズをjog用に履き回していたが、一部劣化が始まっており、ラン復帰をいいタイミングと捉え、靴を新調した。数あるランニングシューズの中で今回ASICSのNOVABLAST3をチョイスしたので、紹介してみたいと思う。
1.製品概要
1−1.用途
アシックスのホームページ、また製品のタグラインにある通り、高いクッション性を備え、接地時に弾むような感覚を体感できるシューズである。アウトソールが幅広であることから接地時の安定性もあり、当初はビギナー向けに開発されたシューズと聞いたことがあるが、その優れた性能から走力を問わず様々なランナーから評価が高いシューズである。
私がこのシューズに脚を通した感想としては、前述したクッション性はさることながら、脚へのフィット感の高さと軽さが印象に残っている。
1−2.素材
ミッドソールにNOVABLASTよりも上位モデルのMAGIC SPEED等にも採用されているFF BLAST PLUSを使用。高いクッション性がある。アッパーは柔らかめの繊維が使用され、締めつけ感は少ない。
1−3.価格
14,300円(税込)。前作のNOVABLAST2が17,600円(税込)だったため、価格面でも優位性を出してきたことが伺える。
2.特徴
2−1.ミッドソール
前述した通り、FF BLAST PLUSが高いクッション性を発揮している。ミッドソールの厚さを正確に測る器具を持っていないため、巻き尺で測ったざっくりとしたものになるが、最もミッドソールが厚い踵部分で40mm近くの厚さがあり、前足部とのドロップは8mmである。カーボン等のプレートはなし。
ゆったりとしたjog(5'00/km〜6'00/km)でも安定感とクッション性を感じるし、それ以上のペースにおいては反発を感じるシューズとなっている。
ただし、これは今後使用していく上で検証していくことになるが、ミッドソールの素材的にどこまで耐久性があるのかを懸念している。個人的には少なくても1,000kmは持ってほしいところだ。
2−2.アッパー
アッパーは伸縮性のある薄めの素材感。アシックスは他のブランドと比べてトゥーボックス部は余裕のあるデザインが多く、NOVABLAST3についても同様の印象。甲が広め&高めの方も履いてもらえるシューズと思う。私はどちらかと言うと甲は狭め&薄めの足型であるが、履き心地は快適そのものである。
2−3.その他
その他細かい点は以下の通り写真でご紹介したい。
シュータンは薄めの素材。足の甲にフィット。厚いものに比べて靴紐が食い込んだり、フィット感が落ちたりということは感じない。
ヒールカウンター部はThe ASICSといったしっかりした作り。安定性の高さが伺える。
中敷きは取り外し可能。
アウトソールはこんな感じ。前足部が広めでシューズに安定性を加えている。すでに100km近く走ったが、削れはほぼなし。
重量は26.5cmで235g。見た目は重厚感があるが非常に軽い。私は普段NIKEのペガサス、インフィニティラン、ヴェイパー、ASICSのメタスピードスカイにおいて26.5cmを履いているが、NOVABLAST3についても同サイズで問題がなかった。
3.まとめ
クッション性や安定性を売りにしているシューズであるが、フィット感も良く、軽量であることから非常にバランスの取れたシューズである。昨今こういったシューズをデイリートレーナーと呼ぶことが多いが、他ブランドのデイリートレーナーと比較しても価格優位性もある。私はすでにもう一足購入を検討しているぐらいだ。
私は楽天ユーザーであるので、楽天で購入しポイント還元+使用で実質1万円以下で購入した。みなさんも是非試されてはいかがだろうか。