One day at a time

毎日を、着実に

出雲駅伝順位予想

本日13:05にスタートの号砲が鳴る、第34回出雲全日本大学選抜駅伝競走(通称・出雲駅伝)。

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近年、というか2000年代初頭から「戦国駅伝」と言われていると記憶しているが、今年も激戦必至の視聴者としては大変楽しめる展開が予想される。昨日区間オーダーも発表されたので、勝手に順位予想をしてみる。

 

1位 國學院大學

2位 青山学院大学

3位 中央大学

 

まず、3位の中央大学であるが、2016年に中央大学卒業の名ランナー、藤原正和が監督に就任し、徐々に力をつけてきており、今年初の箱根駅伝では、6位と10年振りのシード権を獲得。着実に力をつけてきている上級生と、勢いのある新入生も今年入学してきており、今大会の台風の目となるか。区間オーダーを見ると、当日変更はなさそうであるが、1区吉居大和選手がいい位置で繋げるかが上位進出の鍵となると個人的には見ている。先日のアスレチックチャレンジカップの5000mで14:19かかっているのが、個人的に気になり、3位予想とした。


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次に、2位は青山学院大学とした。青学については語るまでもなく、選手層が非常に厚いチームであり、選手の調子に合わせて多彩な区間配置ができるチームである。したがって、全日本、箱根と比較して全区間とも相対的に距離の短い出雲駅伝においては、1区間の取りこぼしが上位から転落する危険性を孕んでいるため、選手層の厚さは上位進出を狙う上でアドバンテージになると思う。また、毎度のことながら原監督の采配には期待ができることから2位予想とした。

区間オーダーはまさしく、そんな原采配が全面に出ているようなもので、私のオーダー予想はことごとく外れたのだった。当日変更では補欠に入っている近藤と中村が3区と6区に入ることを予想している。個人的には昨年の世田谷ハーフ優勝者の5区田中選手の初駅伝に期待している。

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そして、1位は國學院大學である。國學院も中央と同様、近年力をつけてきている大学で、3年前の出雲駅伝ではアンカー区間である6区で劇的な逆転を遂げ、初優勝を飾った。

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今大会も当時の戦力と遜色ない力を備えていると思う。特に破壊力があるのが中西、伊地知、平林、山本の4人である。伊地知選手は関東インカレ2部ハーフマラソンで優勝、平林選手は学生ハーフで優勝を飾っている。また、今季春以降調子はあまり良くないとみているが、山本選手も全日本実業団ハーフ(本年は学生も特別参加)で1:00:43の好記録で走っており、ポテンシャルは高い。個人的には私のホームタウンのほど近くにある松山高校出身の伊地知選手に期待しているのと、1年生ながら1区へエントリーされている青木瑠郁選手にも注目している。

 

現在時刻が10/10 9:30、当日変更オーダーの情報がまもなくネットでも流れると思うが、その情報も見つつ、テレビ&Youtube放送を楽しみたいと思う。

泳いでみた。

アキレス腱を痛め、走ることを中断してから早1ヶ月弱。ほぼ毎日自転車に跨っているものの、私にも自転車漕ぎをしたくない日もある。まさに昨日はそんな日で、ここは気分転換と思い、今まで避け続けてきた水泳に取り組んでみた。なぜ水泳を避け続けてきたのかというと、単純に泳ぐのが得意ではないことと、泳ぎ終わった後頭痛に悩まされるからだ。ただ、前回水泳に講じてから5年ほど経ち、「水泳の得手不得手はともかく、この1年は走り込んでいるし、頭痛もしなくなっているだろう。自転車漕ぎも飽きたし。」という安直な考えのもと、近所のスポーツセンターのプール(120分制)に足を運んだ。

水泳による心拍数の変遷を辿りたかったのだが、このプールでは時計やアクセサリーといった類は入水時に全て外すことが要求され、敢え無く断念。少し意気消沈しながら準備体操をしてまずは水中歩行。お歳を召された方々に囲まれながら、全身を使って歩く。体感的に心拍数は上がらないし、体もあまり疲れている気がしない。これを120分続けてもあまり意味ないかも。水泳の方が全身を使えて有酸素運動になると判断し、30分ほどで引き上げて泳ぐことにする。

ビート板を使ったバタ足から始め、ビート板を脚に挟んで腕だけの力でクロールへ移行。脚だけ、または腕だけの力を使って泳ぐと25mでも結構息が上がる。特に腕だけの力で泳ぐと50mで息も絶え絶え。心拍数は時計を使って約145bpmほど。ランだとjog程度。思いの外上がっていない。

お次は普通にクロール。動きに無駄が多いためだろうか、クロールは非常に疲れる。泳いでいる最中に苦しくて死にそうになる。水面からずっと顔を外に出していたい。

毎回クロールをしていて頭に過るのは、タイタニック号が沈没し、溺死していった人々。ご冥福をお祈りする。数ある死因の中でも、私は最も溺死で命を落としたくない。

30分ほどクロールと格闘し、続いて平泳ぎ。平泳ぎはずっと泳げる。ここに来て初めて水泳をしている気分になった。そういえば、5年前も早々にクロールを諦め、平泳ぎに勤しんだような。

頭の中であーでもない、こーでもないと思考を巡らせ、2時間みっちり水中で体を動かし続けた。泳ぎ終わった後は案の定頭痛。クロストレーニング、なかなか一筋縄にはいかない。

Product review_Ultimate Direction Ultra Vest 6.0

The coolest brand in the USA.

 

今回の記事も最近購入したランニングギヤについて書きたい。タイトルにもある通り、アメリカのトレイルランニング(以下、トレラン)ブランド、アルティメットダイレクションのウルトラベスト6.0を紹介したい。

購入に至った経緯としては、そもそもトレラン用のベストを所持していなかったことと、脚の故障から最近自転車に乗るようになり、パンク修理用のアイテムや給水ボトルを携行したいが故にバックパックよりも軽く、機動性の高いトレランベストを探していたことによる(それならば、自転車に装備させればいいではないかという意見もあるかと思われるが、個人的趣向により却下)。店舗やネットにてトレランベストを検索し、Ultimate Directionのベストに行き着いた。

今回の記事を読んでいただくと、私が購入したUltimate Direction Ultra Vest 6.0の特徴が少しはお分かりいただけると思う。

 

 

 

 

1.Ultimate Direction(以下、UD)とは?

下記ウェブサイトに記載の通り、UDは今ではおなじみになっている、背中に給水用パックを背負い、走りながらストロー状のツールで給水が取れるハイドレーションパックを世界で初めて開発したブランドとして有名だ。本社はアメリカのコロラド州ボルダー。高橋尚子やリディア・シモンが合宿をしていたことで有名な場所だ。

ultimatedirectionjp.com

 

ブランドカラーはブルー。一通り各ブランドのトレランベストを調べたところ、一番デザインがかっこいいと思ったのがこのUDだった。また、トレランをする友人が過去に背負っているのを見て、かっこいいと思ったのも、今回購入に至った理由の1つである。

 

 

2.製品概要・特徴

2−1.Ultra Vest 6.0とは

UDから販売されている男性用トレランベストは、容量の大きいモデルからAdventure, Mountain, Ultra, Raceと4種類があり、今回私は容量が下から2番目のUltraを購入した。そもそもの購入目的が前述した通りのため、どのモデルを購入するべきか判断が難しかったのだが、最終的には容量とモデルのバージョンが決め手となった。

Ultra Vestのスペックとしては、容量10.3L、重量180g(フラスクボトルなし)。自転車に乗るためには十分であるが、走りで使用する場合においては、例えば通勤ランでは容量的に厳しい(別にバックパックを持っているので、十分な容量のあるトレランベストは不要と判断)が、仮に4〜50kmのロングランに出掛けたり、日帰りトレランに行くには十分と判断した。

そうなると、1つ上のモデルであるMountain Vestも候補となり得たのだが、Mountainでは容量は十分だが、モデルがまだ6.0が発売されておらず、このタイミングで購入してすぐ6.0が発売されるのがタイミング的に悪いと思い、断念した。

なお、価格は18,150円(税込)と20,000円を切っている。

2−2.製品前面

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製品前面はこのような感じにシンプルに見えるが、機能性は後述する通り十分である。

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左側のハーネス。フラスクが入る大きなポケットはフラスクの飲み口を留めるためのコード付き。上部にホイッスルが入る小さなポケットと蓋付きのポケット。下部にも十分な容量のポケット。

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特筆すべきは、大きなポケットの脇に設けられたファスナー付きのポケット。この部分にはスマートフォンを入れることが想定されており、防水加工が施されている。昨今のスマートフォンはサイズが大きい傾向にあるが、十分収納可能なサイズである。

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上部のポケットに位置するホイッスルは写真の通り筒状の部分に収納可能。旧モデルにはこの筒状の部分がなく、収納できなかった。こういった細かいところへの配慮は流石の一言である。

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蓋付きのポケット。ここも防水仕様。細かいアイテムを入れるのに役立ちそう。

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下部のポケット。ジェル等の補給食を入れるのに重宝しそう。

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右側のハーネス。基本的な構造は左側のハーネスと同じだが、上部にポケットはない。

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チェストストラップ。T字型のフックを掛けかえることで高さの調節が可能。Mountain Vestにおいては、スライド式になっており、調節がより容易だが、走行中に調節することはあまりないように思うので、不便なことはないと思う。


2−3.製品後面

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前面もそうであるが、鮮やかな青の彩度を群青がいい塩梅に抑え、スタイリッシュな印象を与えている。


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メインコンパートメント。防水仕様。2つのファスナーを全開にするとこれだけの開口部。物の出し入れを容易に行える上、前述した通り10.3L。十分な容量である。


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メインコンパートメントとは荷室を別にした、ハイドレーションパック用のスペースが背中側に配置されている。上部はパックを固定するための留め具。旧モデルではメインコンパートメント内の区分されたスペースにパックを入れる必要があったが、分かれている。パックに水分を補充する際にメインコンパートメントを開けなくて済むように配慮されていると思われる。


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メインコンパートメント外側の荷室。ファスナーはないが、ここも腰部までの深さがあり、十分物が入れられる作りとなっている。収納力が素晴らしい。


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腰部の両側にはファスナー付きの小さな荷室。背負いながらでもアクセス可能。左側にはキーホルダーも備え付けられている。


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後面で特筆すべきは、このモデルから改良がさらに加えられたコンフォートシンチシステム。コードを引くことで体へのフィット感を調節することができる。荷物の具合で素早く調節が可能。


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さらに、腰部には左右に貫通するスペースがある。トレッキングポールやカメラの三脚等は前面のハーネス部分にも取り付けることがが、後面のこちらのスペースにも収納できる。


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500mlのソフトフラスクが2本付属されている。個別で購入すると2〜3000円/本するのでありがたい。

 

3.まとめ

まだ自転車で2回ほど着用したのみで、ランでの使用がないことから、良い点や悪い点を含めて、詳細なレビューができず残念である。使用後のレビューを待たれたい。しかし、これらの高機能に加え、この円安下で20,000円を切ってきている。コストパフォーマンスに優れたアイテムであることは間違いない。それ故か、ネット上の在庫があまり多く内容に見受けられるので、購入を検討されている方は早めのアクションが吉だと思う。

最近、購入したギヤの紹介が多いが、それもこれも走れないストレスが原因である。株式市場が荒れる様相を呈してきており、私個人としても将来への不安が増幅しているので、財布の紐を締められる部分は締めていきたいと思う今日この頃ではあるが、かといってその自信はない。

ベルリンマラソンでエリウド・キプチョゲ選手が世界記録

本日ドイツのベルリンで開催されたBerlin marathon 2022にて、ケニアのエリウド・キプチョゲ選手が2:01:09の世界記録を出したようだ。

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入りの10kmが28:23、1stハーフが59:51、2ndハーフが1:01:18、1stハーフに至っては日本記録よりも早いという驚異的なペース。いやはや、あっぱれであります。

 

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今年の3月に開催された東京マラソンに出場している彼の走りを生で観戦したが、ランニングフォームは然り、その姿から神々しささえ感じたほどだった。

 

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今回の世界記録の更新にて、富士通の鈴木健吾選手が持つ日本記録とは4分近くの差がついたことになる。まだまだ世界との距離は遠いものと感じるが、一方で、今大会の結果やその他のフルマラソンの大会の結果を見るに、ケニアとエチオピア勢を除いた上位には近年、日本人選手の名前が連なっており、日本マラソン界の裾野の広さを感じる。まだまだやりようによっては世界と伍して戦うことが可能ではないかと私は感じている。

 

キプチョゲ選手は37歳(11月に38歳)と私の1つ年上であるが、40歳を目前にしても、まだまだ世界のフルマラソン界をリードしている姿を見ると、勇気を与えられるものだ。私もまだまだ自分の限界に挑戦していきたいと強く思った日曜日の夜であった。

Product review_Patagonia Terrebonne Joggers

魅惑のスリムフィット。

 

先日の記事でPatagonia Houdini Air Jacketを紹介したが、同日にランニング用パンツ"Terrebonne Joggers(テルボンヌ・ジョガーズ)"も一緒に購入した。

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フーディニ・エア狙いでこちらの購入予定は全く無かったのだが、試着したところ、私の購買意欲に火が付いてしまい、購入を決意。パタゴニアのブランド力はなんとも恐ろしいものである。今回も簡単にテルボンヌ・ジョガーズの紹介をしていきたいと思う。

 

 

1.製品概要

 

1−1.用途

通気性や撥水性が良く、伸縮性のある素材で作られているため、私はランニング用に購入したが、その他のアクティビティにも十分使用できるパンツだと思う。昨今、気温が下がってきたので、こういったロングパンツがとても活躍すると思う。ランニング以外の場面でも、例えば大会への行動着としても着用する機会が多いだろう。

 

1−2.素材

リサイクルされたポリエステル素材100%。前述した通り、伸縮性があり、膝や股関節の屈伸運動にストレスなく追随する印象。かつ、着用していて野暮ったさを全く感じないデザインだ。

 

1−3.価格

13,200円(税込)。他ブランドでは、10,000円を切ってくるロングパンツもあるが、デザインや機能性を加味すると個人的にはそこまで高いとは思わない。

 

 

2.特徴

 

2−1.裾

裾が備わっており、それ故のスリムフィットを実現している。ドローコード等で調節できるタイプではなく、シューズを履きながらの着脱は不可能である。

 

2−2.ポケット

ポケットはフロントにジッパーなしが2つ、リアにジッパー付きが1つという配置である。どちらも十分な容積があり、小物を入れるのに十分なサイズと思う。

 

2−3.サイズ感・重量

モデルは174cm、59kg、着用サイズはS。

先日紹介したフーディニ・エアと合わせてみた。スリムフィットでシルエットも非常に綺麗だ。


Xサイズで重量は146g。軽量。

 

 

3.まとめ

ロングパンツはショートパンツに比べ、多く持っていないアイテムだったため、今後テルボンヌ・ジョガーズを重用することは間違いなしである。少し懸念しているのは、スリムフィットであるがため、耐久性がどこまで持つかということ。格闘技をしてハイキックや飛び回し蹴りを繰り返し放たない限り大丈夫だとは思うが、アウトドア製品には10年以上戦えることを求める私としては、こいつがどこまで私のランニングライフに貢献してくれるかが使用していく上での要チェックポイントとなるであろう。

道具や体をニュートラルに保つ意味

クロストレーニングとして自転車に乗り始めたことを先日記事にした。

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自転車はFuji Feather(ピストバイク)というもので、今年の春先に購入、まだ一年と日が経っていない。そういうこともあり、車体を綺麗に保つ意欲があり、走行後こまめに清掃を含めたメンテナンスをしている。言い換えれば、車体を常に中立な状態、ニュートラルな状態に保っている。そして、メンテナンスをしてみると、車体の構造やネジの詳細の位置を知るきっかけになり、とても有意義なことだと毎回感じている。なぜならば、自転車に乗る前のネジの増し締めの点検等、車体に異常がないかどうかを具に確認することができるようになり、事故に直結する確認漏れを防ぐことに繋がるからだ。

 

ママチャリで走行するのと異なり、ピストバイクやロードバイクによる走行はスピードも相当程度出る訳で、一歩間違うと大事故に繋がる。車体を綺麗に保つことは、車体の異常に気付きやすくなり、走行中のアクシデントによる大事故、大怪我を未然に防ぐことができるのではないか。

転じて、ランニングにおいても同じことが言える。その時の状態を常にニュートラルに保つことは、早期に体の異常に気付くことに繋がると思う。野球のイチロー選手が、毎朝カレーライスを食し、試合前に毎回同じ練習メニューをこなすことと同じである。その時の状態をニュートラルに保つことによって、普段とは違うある事象を認識した時に、真の原因を究明しやすくなるということだ。ただ、体調のことではあるので、数値化が難しく、"ニュートラル"の基準をどこに置くのか?という問題はあるが、そこはトライアンドエラーを繰り返していくしかないと思っている。

 

今回のアキレス腱とさらには腓骨筋にまで及んだ故障は、そのことに気付かせてくれた。これまでも注意深く体の状態把握をしてきたつもりだったが、日頃からより多くのできることがあったということだ。これまでを振り返ると、規則正しい生活と食事、日頃のストレッチやセルフマッサージ、定期的な治療院での治療等、不十分だった部分が少なくともあった。もっとできることがあるのではないかということを自転車から学んだ。