One day at a time

毎日を、着実に

泳いでみた。

アキレス腱を痛め、走ることを中断してから早1ヶ月弱。ほぼ毎日自転車に跨っているものの、私にも自転車漕ぎをしたくない日もある。まさに昨日はそんな日で、ここは気分転換と思い、今まで避け続けてきた水泳に取り組んでみた。なぜ水泳を避け続けてきたのかというと、単純に泳ぐのが得意ではないことと、泳ぎ終わった後頭痛に悩まされるからだ。ただ、前回水泳に講じてから5年ほど経ち、「水泳の得手不得手はともかく、この1年は走り込んでいるし、頭痛もしなくなっているだろう。自転車漕ぎも飽きたし。」という安直な考えのもと、近所のスポーツセンターのプール(120分制)に足を運んだ。

水泳による心拍数の変遷を辿りたかったのだが、このプールでは時計やアクセサリーといった類は入水時に全て外すことが要求され、敢え無く断念。少し意気消沈しながら準備体操をしてまずは水中歩行。お歳を召された方々に囲まれながら、全身を使って歩く。体感的に心拍数は上がらないし、体もあまり疲れている気がしない。これを120分続けてもあまり意味ないかも。水泳の方が全身を使えて有酸素運動になると判断し、30分ほどで引き上げて泳ぐことにする。

ビート板を使ったバタ足から始め、ビート板を脚に挟んで腕だけの力でクロールへ移行。脚だけ、または腕だけの力を使って泳ぐと25mでも結構息が上がる。特に腕だけの力で泳ぐと50mで息も絶え絶え。心拍数は時計を使って約145bpmほど。ランだとjog程度。思いの外上がっていない。

お次は普通にクロール。動きに無駄が多いためだろうか、クロールは非常に疲れる。泳いでいる最中に苦しくて死にそうになる。水面からずっと顔を外に出していたい。

毎回クロールをしていて頭に過るのは、タイタニック号が沈没し、溺死していった人々。ご冥福をお祈りする。数ある死因の中でも、私は最も溺死で命を落としたくない。

30分ほどクロールと格闘し、続いて平泳ぎ。平泳ぎはずっと泳げる。ここに来て初めて水泳をしている気分になった。そういえば、5年前も早々にクロールを諦め、平泳ぎに勤しんだような。

頭の中であーでもない、こーでもないと思考を巡らせ、2時間みっちり水中で体を動かし続けた。泳ぎ終わった後は案の定頭痛。クロストレーニング、なかなか一筋縄にはいかない。