One day at a time

毎日を、着実に

道具や体をニュートラルに保つ意味

クロストレーニングとして自転車に乗り始めたことを先日記事にした。

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自転車はFuji Feather(ピストバイク)というもので、今年の春先に購入、まだ一年と日が経っていない。そういうこともあり、車体を綺麗に保つ意欲があり、走行後こまめに清掃を含めたメンテナンスをしている。言い換えれば、車体を常に中立な状態、ニュートラルな状態に保っている。そして、メンテナンスをしてみると、車体の構造やネジの詳細の位置を知るきっかけになり、とても有意義なことだと毎回感じている。なぜならば、自転車に乗る前のネジの増し締めの点検等、車体に異常がないかどうかを具に確認することができるようになり、事故に直結する確認漏れを防ぐことに繋がるからだ。

 

ママチャリで走行するのと異なり、ピストバイクやロードバイクによる走行はスピードも相当程度出る訳で、一歩間違うと大事故に繋がる。車体を綺麗に保つことは、車体の異常に気付きやすくなり、走行中のアクシデントによる大事故、大怪我を未然に防ぐことができるのではないか。

転じて、ランニングにおいても同じことが言える。その時の状態を常にニュートラルに保つことは、早期に体の異常に気付くことに繋がると思う。野球のイチロー選手が、毎朝カレーライスを食し、試合前に毎回同じ練習メニューをこなすことと同じである。その時の状態をニュートラルに保つことによって、普段とは違うある事象を認識した時に、真の原因を究明しやすくなるということだ。ただ、体調のことではあるので、数値化が難しく、"ニュートラル"の基準をどこに置くのか?という問題はあるが、そこはトライアンドエラーを繰り返していくしかないと思っている。

 

今回のアキレス腱とさらには腓骨筋にまで及んだ故障は、そのことに気付かせてくれた。これまでも注意深く体の状態把握をしてきたつもりだったが、日頃からより多くのできることがあったということだ。これまでを振り返ると、規則正しい生活と食事、日頃のストレッチやセルフマッサージ、定期的な治療院での治療等、不十分だった部分が少なくともあった。もっとできることがあるのではないかということを自転車から学んだ。