One day at a time

毎日を、着実に。

コロナウィルスに罹患しました。

いずれどこかのタイミングで罹患するのであろうとは思っていたコロナウィルスにこのたび感染した。走ることと出社(在宅勤務が70%以上)以外あまり外出をしないので、あそこで感染したんだろうな、という当たりは大体ついているのだが、手洗いやマスク着用等、必要最低限の感染症対策をしている人間にとっては、ウィルスに感染するか否かはもはや確率論的な話だと理解しているので、感染してしまったことは仕方ないことだと思っている。感染しないことも大事だが、感染してしまった僕としてこれから最も重要であることは、1日も早く健康的な元の生活に戻ることである。

簡単に振り返ってみると、僕は昨年7月と8月にモデルナ製のワクチンを摂取し、3度目は未摂取の状態だった。3度目については打たないつもりでいた。理由は1.直近で流行っているオミクロン株の重症化リスクが低いこと、2.過去2度の接種の副反応が強かったこと、からだ。看護師として働いている人の意見から3度目を摂取したとしても重症化リスクは下がるが、感染自体のリスクは下がらないことを聞いていたし、40℃を超える副反応はもう懲り懲りだったので、あえて重症化しないと聞くオミクロン株に感染してしまって抗体をつけてしまってもいいのではないかと判断した。インフルエンザのワクチンだって毎年打っていないし、感染しても苦しみながらもよろしくやってきていたし。また、4月中旬に長野マラソンを控えていたし、タイミング的に副反応で練習を休んでいられなかったこともあった。だが、その認識が今振り返ってみると間違っていたと思う。

なぜかというと、感染した感想が率直に"辛い"の一言に尽きるからだ。今回感染した株が何だったのかは結局今も分からず仕舞いなのだが、オミクロン株だと仮定して書くと、僕にとっては"重症"以外の何物でもなかった。国が定める"重症"の定義は以下の通り、集中治療室or人工呼吸器が必要な状態とのこと。※上記では集中治療室と人工呼吸器の間が"・"となっているが、他のページでは"・"の解釈は"and"ではなく"or"だった。分かりづらい。

少なからず、僕は集中治療室や人工呼吸器を必要としなかったので、国が定める"重症"患者ではなかったわけだが、僕の基準では間違いなく"重症"だった。僕が罹患前に自分の中で認識していた"重症"というワードはもちろん上記の集中治療室や人工呼吸器を要する状態だったのだが、そこまでのrealityを持って、このワードを自分に落とし込めていたかというとそうではなかった。つまり、"重症"化しないということは生死に関係はないが、症状自体もそんなに重くないんでしょ、インフルエンザ程度でしょ、と想像していたが、それが間違いだったということだ。僕が罹患したウィルスから生じた症状は間違いなく僕がこれまで経験したインフルエンザウィルスの症状よりも強いものだった。

自慢ではないが、僕はこれまでインフルエンザウイルスに感染したのは数知れずだ。僕は病弱なのだ。大抵のインフルエンザは僕の感覚として、40℃出る普通の風邪より38℃台のインフルエンザの方が辛い。どう辛いかというと頭痛の度合い、悪寒、喉の痛み等だ。40℃を超える普通の風邪はどちらかというと気持ちがハイになり、あまり辛くなく、ただ体が熱いだけだ。僕の場合あまり悪寒を感じない。それが今回のコロナウィルスは、これまで経験したインフルエンザの症状をさらに一回り強化したような印象だった。

今回の僕のコロナライフは喉の痛みから始まった。喉の痛みは人生史上最強だった。具体的に言うと水を飲むと喉に染みるレベルで、水分摂取も命がけで油断がならなかった。温かいものは飲めたものではなく、基本は冷水だ。症状が出てから6日はそんな状態が続いた。発熱の方も初日は予想を上回り39.7℃まで出て、その後3日間は39℃前後で推移した。頭痛を伴い、真っすぐ歩けないほどのふらつきようだった。5日目にようやく37℃台まで下がり、6日目にようやく平熱まで下がった。約1週間であったがとにかく長い戦いだった。コロナウィルスにはインフルエンザで言うところのタミフルのような薬がなく、とにかく人体の自然治癒力のみでウィルスの攻撃に抗うしか方法がないのも辛かった。ひたすら鎮痛剤で熱を下げ、熱が下がったところで少し寝て、熱が元の高熱に戻るというのを幾度と繰り返した。正直、また罹患するのはまっぴらごめんだ。

ちなみに高熱と喉の痛みでどうしようもない時に最も優れた食べ物は何か、僕は今回のコロナウィルスから教えてもらった。

それは"アイスの実"である。

ひとくち口に頬張れば、口腔内の温度で自然と溶けていき、喉を刺激することなく胃に収まる。辛く長い闘病生活に差し込んだ一筋の光、それが"アイスの実"である。こんな優れた食べ物があったとは。今後似たような症状が出た時は間違いなく近所のスーパーに駆け込みアイスの実を大人買いするに違いないだろう。ちなみにぶどう味が僕は好みです。

そんなわけで、長野マラソン明けから順調に疲労回復に努め、これから本格的に練習を再開しようとしていた矢先にコロナウィルスに感染してしまった。1週間ロクに歩きもしなかった脚は張りを失い、走り出したらいかにもすぐ疲れてしまいそうだ。この1週間を休養と捉え、またイチから作り直していくしかない。

さようなら、僕のゴールデンウィーク。