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長野マラソン2022 レース前日その2〜スタートまで

今回の記事からしばらく長野マラソンに関することを書いていきたいと思う。僕にとってフルマラソンはこれまで距離的に大変なレースという意味合いで特別な意味を持っていたが、4年以上もの歳月を経て再びフルマラソンという競技に対峙した時に、より特別な意味を持っていることに気付いた。今はそれをうまく言葉にすることができないのだが、これから記事にする内容を通じて、言語化していければと思う。なお、これから数回続く投稿は僕個人の備忘録的側面もあるので、記載が細かくなる点も大いにあると思うが、今後の記事を読まれるランナーの方々の参考になれば幸甚である。

前日に受付をビッグハットで済ませ、早々ホテルに到着。長野マラソンはホテルの予約を取りづらいことで有名とラン仲間から聞いたが、まさにその通りで僕は宿確保の競争に敗れ、長野駅からローカル線で40分ほど南下した上田駅に宿を取ることになった。ホテルに到着をし、夕方に早々空腹感を覚えたので、買っておいた羊羹と1袋目のモルテンを作って飲んだ。カーボローディングの位置付けだ。

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レース当日は8:20スタートとマラソン大会としては些か早い時間だったため、逆算して前夜は早く床につく必要があった。そのため、空腹も手伝ったのだが、18:00に上田駅前のよろづやで親子丼をゆっくり味わった。

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本当は信州で有名なそばをいただきたかったのだが、そばだとあまり糖質を確保できないのではないかと思い、丼ものを注文した。量的に少し物足りなさを感じたのでデザートとしてコンビニでどら焼きを購入して夕方に作ったモルテンと一緒にホテルで食べた。モルテンの味自体もこし餡に似ているため、あんこをあんこで流し込むような不思議な感覚だった。後日記事にする予定だが、レース前の調整期に胸焼けや胃もたれに悩まされていたこともあり、食後のどら焼きでも少し胸焼けを感じてしまった。食後はホテルで湯船に軽く浸かり、寝坊しないようiphoneとgarminのアラームを大量に仕掛け、20:30に床に就いた。寝付きは比較的スムーズだったのだが、23時前に目が覚めてしまい、そこからはレースの興奮と緊張、不安等様々な感情が頭の中を渦巻き、ほとんど眠ることができなかった。これまでの人生において、こういった経験はほとんどなかった。高校引退レース前夜、受験時、大事なプレゼン前夜、結婚式等々。レース前夜が寝不足であってもパフォーマンスには大きな支障がないことは日本を代表するランナーのインタビュー記事やブログで過去に読んだことがあったが、自分自身はそういった経験がなかったので、本当にそうなのかがとても不安で、どうしても再び眠りにつくことができなかった。また、フルマラソンのレースを迎えるにあたっては長い期間の準備が必要だということも今回のレースで記録を残したいという思いを強くさせ、失敗を恐れる気持ちが僕をそうさせていた。結果的にはレースにおいて、最後まで実力を発揮することができ、また想定の範囲内のタイムで完走することができたので、寝不足がパフォーマンスに大きく影響しないことを身を持って学ぶことができた。この経験は今大会から得た大きな収穫物のひとつだ。

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3:50起床予定もベッドで横になっているのも辛くなってきたので、30分ほど早めにベッドを抜け出し、目覚ましにホテルを出て近くのコンビニでコーヒーを購入した。4月中旬の長野の夜は空気が冷たかった。カフェイン断ちを1週間していたのでカフェインによる大きな覚醒感を得られることに期待したが、自覚するほどのものではなかった。ただ、温かいコーヒーを飲むことで、一晩うまく眠ることができずに緊張した気持ちが少し和らいだ。朝食は前日に購入しておいた梅と明太子のおにぎり(海苔は消化が悪いので除去)と豆腐のカップ味噌汁(わかめとねぎは除去)、あとは乳酸菌飲料のR-1を飲んだ。家から持参したカステラと大福までは手を付けなかった。前回のフルマラソンではレース当日朝に食べ過ぎて腹痛を起こしていたし、レース前日までに糖質は十分に体内に蓄積できていると考えたからだ。この考え方は功を奏したと思う。ホテルを出るまでに4回便通があり、その点も非常にスムーズだった。

レース中の補給については下記をランニングパンツのポケットに忍ばせた。

Mag-on(カフェイン入り)×2

アスリチューンポケットエナジー(カフェイン入り)×1

Vespa hyper×1

メダリスト塩ジェル×2

過去2回のフルマラソンでは多くてもジェルを3つしか持たなかったが、今回はミネラル系ジェルを含むその倍の6つを持つことにした。これはレースにおいての戦略の選択肢を増やすことを目的としたためだ。また、レース当日は後半暑くなることが予想されたので塩分補給が重要と考え、塩ジェルも2つ持つことにした。後日の記事で記載するが、結果としては持ち出した6つのうち、3つしか使用しなかったのだが、レースを組み立てる上で非常に有効な判断だったとレースを終えて感じている。

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スタート会場ですることを減らすために、ホテルで全身に日焼け止めを塗った。先日川口のルナークスで購入したAggresive designのものだ。この日焼け止めはスポーツ向けに開発されたもので、汗をかいても落ちづらく、水泳が競技に含まれるトライアスリートの間でも人気を博しているプロダクトとのことだった。使い心地としては伸びが非常に良く、ベタつきが残らないので、市販の日焼け止めが苦手な僕でも心地よく使うことができる。値段は多少張るが、スポーツを本気で嗜まれる方にはおすすめだ。

残りのチェックアウトまでの時間は背中や股関節周りが張りやすい僕に行きつけの治療院の先生が教えてくれた枕を重ねてその上に仰向けで寝そべるストレッチをして、リラックスしながら過ごした。

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ホテルを5:20に辞去し、上田駅5:36発の電車で長野駅に向かった。長野駅終点と大会会場最寄りの北長野駅まで行く電車のオプションがあったが、長野駅終点の方に座席の空きがあったので、座ることを優先してそちらを選んだ。長野駅でラン仲間と落ちあい、北長野駅から徒歩で20分弱ほどで会場に到着。検温と検温をパスした証明となるリストバンドを装着してスタートの向けて準備を始めた。この時7:00前頃。スタート1時間前にアスリチューン金、45分前にBCAAを補給。体操と簡単な動的ストレッチ、ラン仲間から塗るマグネシウムを拝借して、荷物を預けて尿意はないけど最後のトイレへ。この時スタート35分前だったが、ここからトイレで用を足すまで15分待つこととなってしまった。通常であればレース前は頻繁に尿意を催していたが、今回に限ってはそこまででもなく、スタートラインにできるだけ近くに陣取るため、いつもより早くトイレを済ませておけば良かった。いつも思うのだが、レース前にトイレに行くタイミングは非常に難しい。スタートで良い位置に陣取るために早めにスタートラインに並んだことが裏目に出て、スタートを切る頃にまた尿意を感じてしまったら元も子もない。実際今回のレースでスタートして1kmに満たない段階で僕の前を走るランナーが沿道のトイレに駆け込む姿を見た。これは最悪のパターンだ。レース中にトイレに行くよりもスタート直前にトイレに行ってスタートが後方になる方がタイムロスや精神的ダメージが少ないのは間違いない。その点では今回の判断は間違っていなかったのかもしれない。誰も未来のことは分からない。これに関連して僕はレース前、アルコールを2週間強、カフェインを前述した通り1週間断っていたことも尿意を必要以上に催さなかった要因のひとつとして考えている。これについては次回のフルマラソンに向けて他のレースでも同じ状況を作り出し、同じ結果を得られるかを試す必要があると思っている。

トイレの長い待ち時間を経て、ようやく僕がスタートを切るBブロックに整列した。スタートラインまで目測で3~40mほど。たまたま見たことのある赤髪のYoutuberの方を発見したのでスタート前に少しお話しをして号砲を待った。心拍数が早い。両足とも微かに震えている。興奮なのか、緊張なのか。8:20に長野マラソンの号砲が鳴った。周りのランナーとの接触に注意しながら僕はコースに飛び出していった。

レース前編に続く。