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長野マラソン2023 今後に向けて

かなり日が空いてしまいましたが、長野マラソン2023について最後の投稿をしたいと思います。最後はレースを終えて今後どうしていくかを簡単に書いていきます。

これまでの記事↓

onedayatatime.hatenadiary.com

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始めに言ってしまうと、とても月並みのことを書いていますので、物足りない内容かもしれませんがご了承下さい。

 

今の僕に最も大事なことは満遍なく走能力を鍛えることです。これに尽きます。今回積み上げてきた能力にいかにさらなる能力を上乗せできるかと言うことです。書いてみると本当に月並みです。

昨年下半期から今年頭にかけての期間を故障で棒に振ってしまったので、僕の走力は1年前とそう大きく変わっていません。むしろ劣っています。ですので、有酸素系や解糖系といった代謝の仕組みがいろいろありますけど、それらをバランス良く鍛えていくことが重要だと考えます。

ただし、ダニエルズのVDOTテーブルを見ると、僕は短い距離の方が速く走れ、長い距離は遅くなる傾向にありますので、フルマラソンの準備においては、より特異的にする必要があるのかなと思っています。具体的に言うと5000mの現状の走力だとVDOTは58.5(今だと大体17'25ぐらいで走れると推定)、ハーフだと59.1、フルだと56.7で、フルのVDOTが極端に低いです。

 

結局行き着いてしまうことは「故障せずに練習を継続すること」が1番重要であり、トレーニングメニューの内容や組み方は二の次だと言うことです(トレーニング内容を軽視しているわけではありません)。今回のレースに向けての準備でもそう感じましたし、学生時代に走っていた時も同様の考えを持っていました。

いかに故障をしないかを追求することが速く走ることに繋がると思います。

 

そのためにとにかく故障しないこと。

脚に違和感があるのであれば、休むなり、走ったとしても走力向上を狙った練習を求め過ぎないこと。

休めなかったり、無理をしてポイント練習をしてしまう背景として僕の中で1番大きなものは焦りです。自分が計画している練習ができなかったことからくる焦りもそうですが、他の人が練習できていると焦ってしまいます。他のランナーも頑張っているから自分も頑張らないと、と思ってしまうわけです。

そして、それらを知る術はSNSがほとんどです。SNSは良い側面もたくさんありますけど、僕としては最近ストレスが溜まることが多く、今後は付き合い方を見直さなければならないと思っています。今の学生ランナーはいろんな情報に触れられる一方、ストレスになる情報もたくさんあるので大変だろうなといつも感じています。僕らの時代はあれはあれで恵まれていたのかもしれません。

もちろん他人は他人、自分は自分という考え方を持つことが大事なのは言うまでもありません。引き続き精進が必要です。

 

次にバランスの良いトレーニングを行うことです。そのためには短期計画に振り回されず、中長期計画に基づいて行動することが大事です。

今は40歳(2024-25シーズン)までにフルマラソンで2:40:00を切ることが中期的な目標ですので、まずはそこを目指していくことになりますが、さらに長期の目標はランニングライフを楽しむということなので、故障をして体を壊すことはもってのほかです。

苦しい努力をしないと報われないという学生時代の感覚が染み付いてしまっているので、その思考も徐々に変えていかなければならないと思います。

 

あと最近感じていることは体のクセの矯正です。これまで書いてきた通り、継続した練習を重視すること、そのためには故障しないこと、故障しないためには周囲に惑わされず、バランスの良いトレーニング計画を立て実行することが重要であることは間違いないのですが、その中で故障を多くしてしまう要因の一つに、体のクセがあると思っています。

とりわけ、僕の最近の故障はすべて左足で起こっています。20代の頃にやっていたスノーボードで左足首に捻挫癖が付いていて、それが主要因の一つだと考えています。実際、今年頭に痛めていた左足の腓骨筋腱は右足に比べて腓骨筋と後脛骨筋がワークしていなかったことが原因でした。また、直近の左アキレス腱の違和感も必要以上に脹脛が張ってしまうから違和感が出ていると考えていて、ではなぜ脹脛が張ってしまうのか、原因の仮説を立て、いろいろと検証している最中です。

学生時代に競技引退のきっかけになった左足が抜ける感覚についても、今は症状として出ていませんが、もう少し走力が戻ってくると再び顔を出すと思います。そしてそれも体の使い方のクセによるものであると思っています。

どうしても走行距離だとかポイント練習のタイムだとかに目を向けがちですが、他にも目を向けることがたくさんある。そしてそれは、体やメンタルを含め、自分を知ることだと感じています。

 

抽象的なことをつらつらと書いてきました。趣味で取り組んでいることですが、だいぶ話が大きくなってしまったようにも感じています。それと同時に、陸上競技を通じてまだまだ学べることがたくさんあるようです。

故障と体のクセについては、長距離走に慢性的な故障が多いことからも分かる通り、因果関係をはっきりさせることが難しいので、一朝一夕に解決できることではないと日々感じていますが、その難しさをも楽しみに変えて、長距離走というものをこれからも楽しんでいきたいと今は思っています。