One day at a time

毎日を、着実に

出雲駅伝振り返り

一昨日開催された出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)はみなさん観戦されただろうか。私もテレビに釘付けになりながら観戦した。脚の故障ですることもないですからね。

結果は駒沢大学圧倒的な強さを見せ、9年振りの優勝を勝ち取った。2位は國學院大学、3位は中央大学で、レース前の順位予想はわずかに外したものの、國學院大學と中央大学が表彰台に上るという予想は予想通りだった。

onedayatatime.hatenadiary.com

簡単に気になった点を振り返ってみたいと思う。

 

まず、優勝した駒沢大学。私の予想では、昨年の前半流れに乗れなかったイメージが強く、また今年の1区が長距離を得意とする花尾選手だったこともあり、今年も前半レースの流れに乗り切れないのではないかと予想したのだが、そこはさすが強豪校、1区を2位で乗り切り、続く2区の注目のルーキー佐藤選手が追い風に乗って区間新記録の好走で、エース田澤選手に襷を繋ぐ時点で先頭に立った。前半2区間の出来が、優勝を大きく手繰り寄せたことは間違いない。

全区間で区間賞もしくは区間2位という結果であったので、他校は完全に太刀打ちできなかったわけだが、特にアンカー6区を走った鈴木選手は大腿骨の疲労骨折から見事復活を果たし、区間賞でゴールテープを切った。

2年時の5月に10000mで27:41を記録し、期待が高まっていただけに、長く辛い故障期間だったと思うと、その姿に胸を打たれた。故障も癒えたことであると思うので、今後の活躍に期待したい。

 

次に2位となった國學院大學も私が期待した通りの襷リレーだった。

特に重要区間の1区をトップと26秒差の区間7位でまとめた1年生の青木選手は今後も期待。その後も今季調子が上がらなかった2区山本選手や3大駅伝デビューの6区藤本選手等、手堅く襷を繋いだ見事な2位だった。前田監督の采配が光った印象。また、エース区間の3区を走った平林選手は昨年よりも体幹が強化されたように見え、パワーアップしているように感じられた。

 

最後に3位の中央大学は、10年振りの出場にして一気に表彰台へ。

1年から4年までバランスの取れた戦力。どうしても吉居兄弟に注目が集まってしまうが、4年掛けて地道に力を蓄えてきた千守選手や吉居弟とともに期待のルーキーである溜池選手の安定感も光った。3位でも立派な成績と言えるが、戦力が戦力なだけにもっと上が狙えるようにも思える。

 

次回は11月6日に全日本大学駅伝対校選手権大会(通称・全日本大学駅伝)が熱田神宮ー伊勢神宮間で開催される。距離が出雲駅伝の倍以上となる8区間106.8kmとなるため、出雲駅伝よりもチームとして選手層の厚さが求められる。

各大学のメンバーを俯瞰した時に、過去14度の優勝を誇る駒沢大学の力がひとつ抜きん出ているように見えるが、箱根駅伝覇者の青山学院大学も黙ってはいないだろう。順位予想と区間予想については、また別途したいと思う。

11月6日までに私自身も走ることを再開できているといいのだが。