函館出張ラン3日目
仕事は終えて、引き続き後泊。
前夜はディープな夜を過ごし、すっかり午前様だったわけだが、夜はあまり眠れず、早起きしてしまった。脚もシンスプリントが疼き出してきて、調子は良くなかったが、せっかく函館に来ているので、まだ走っていない函館空港側のエリア(市街地から東側)を少しだけ開拓した。
津軽海峡を右手に海岸線を走っていくと、左手に函館少年刑務所が見えてきた。
外壁が高い。
少年達が作ったものは販売もされているようだ。
中学3年生の頃、同級生数人が教師を殴って少年院に入り、卒業間近に出所してきたことを思い出した。少年院に入るまでは荒れに荒れていた彼らだったが、出所してきたと思ったら身なりをきちんとし、先生に挨拶をしていたことが逆に怖かったことを思い出した。彼らは今頃どうしているだろうかと思いを馳せながら少年院の横を通り過ぎた。
そして、本日の折り返し地点は函館競馬場。
開門前から行列。この日のメインレースはダート1700m大沼ステークスとのこと。幼き日に父親にせがんでダービースタリオン96を購入してもらい、1000年以上プレイをしたことを思い出した。函館3歳ステークス(当時は馬の年齢は数え年だった)はスターダムへの登竜門として重要なレースだったわけだが、ここ函館競馬場で開催されていることを思うと感慨深かった。一人でいるといろいろと考えが巡る。復路は海岸線から一転、市街地を通ってホテルに戻った。
ラン後は足早にホテルをチェックアウトし、前日に行列ができたことが気になっていた滋養軒に向かった。
開店30分前に並び始め、前から2番目をGet。食事処で行列に並ぶことがあまり好きではないと以前にもブログで書いたが、すでに函館を遊び尽くして行くところもなく、帰りの飛行機まで時間もあったことから並んでみた。30分後には席についてラーメンを啜っていることも分かっていたし。ちなみに1番目のおじさんは東京から来た人でとても愉快ないい人だった。この旅は出会いが多い。
オーナーが開店時間よりも早くお店を開けてくれたので、想定よりも早くラーメンとチャーハンにありつけた。
味はSimple is the bestで奇をてらったものではなく、懐かしさを感じるもので、ラン後の水分とミネラルを失った体にとても心地よく、おいしかった。ただ、ラッキピエロと同様にまたこのラーメンとチャーハンを食べるために並ぶかと問われると疑問。今回は時間があったから行列に並んだが、ラーメンとチャーハンのために30分は再度待てない。
空港へ移動し、ソフトクリームを食べてから機上の人に。
僕が搭乗する予定だった飛行機は函館空港周辺の霧の影響で着陸が1時間ほど遅れたため、帰りも想定より若干遅くなってしまった。この時期の函館は毎日霧深いと函館山の警備員のおっちゃんとバーのマスターも言ってったっけ。一期一会という言葉がしっくり来る出張&旅だった。次はどこへ行こうか。