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2022/06/04-05_日体大記録会

大迫傑が日体大記録会5000mに出走しネット界では騒がれているようだ。決して大きな大会ではなく、私も出ようと思えば出れるような記録会ではあるのだが、ネット記事にも取り上げられている。彼への期待や注目度を表している現れである。

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大迫傑人気は大いに結構。これを機にますます陸上長距離界が盛り上がってくれればいいと思う。一方で大迫以外の選手にももっとスポットライトを当ててほしいのが僕の本音だ。ということで、今回の日体大記録会に出走した選手で個人的に気になる選手を何人か挙げてみたいと思う。

まず、真っ先に取り上げたいのが5000m19組に出走した青山学院大学3年の倉本玄太選手だ。僕は彼が世羅高校2年生に都大路7区を駆け抜けた時から注目している。

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その際は惜しくも先頭を走る倉敷高校に追いつくことができず準優勝だったのだが、個人的に彼のようなフォームが好きだ。選手層の厚い青山学院大学で1,2年生の間は3大駅伝への出走はなかったが、ここに来て着実に頭角を表してきていると思う。今回の日体大記録会が13:51.25、5月中旬に行われた絆記録会でも13:55.11と同学年のエース佐藤一世に次ぐ全体2位のタイムだった。今季の駅伝シーズンでは是非活躍してほしい選手の1人だ。

続いて、おなじみ田村和希選手だ。

故障の影響で4月の金栗記念10000mを29:48.64と本調子からは程遠い結果を残していたが、今回の5000mでは13:51.96と復調の兆しを見せている。2020年の日本選手権で表彰台を争った相澤晃と伊藤達彦はオレゴン世界選手権に照準を合わせているだけに、世界選手権は無理だとしても、田村和希の一刻も早い復活に期待している。

たまたま青学の選手を立て続けに紹介してしまった。長距離種目は他の競技に比べても継続が重要な種目であると認識している。その中で能力を出しきれず、また故障で苦しんでいながらも腐らず、自身の目標に向かってひたむきに努力を続ける姿は本当にリスペクトである。僕も見習わなければ。