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Nike Zoom Pegasus 38

ペガサス3兄弟勢ぞろい。※左から順にペガサス36,37,38。

5/22まで実施されていたNikeアプリでのセール、みなさんは何か購入されただろうか。僕は今3足jogシューズを履き回しているが、そのうちの1足のソールの摩耗が激しくなってきたので、今回のセールのタイミングで1足購入した。それがペガサス38だ。

ペガサス38を購入したことで我が家にはこれで3代のペガサスが勢ぞろいしたことになる(ペガサス37は嫁さんのキプチョゲカラー)。こうして3代が一堂に会したので完全に個人的趣味ではあるが、ペガサス3代の比較をしてみたいと思う。なお、前述した通りペガサス37については僕は履いたことがないので細かいレビューはできないこと、また他のブログでも多くのペガサスに関する比較の記事が上がっているが、当ブログに記載することはNIKE公式HPの情報に加え、実物を観察することにより個人的に感じたことを記載しているため、必ずしも正しいことを記載していないかもしれないことをあらかじめ補足する。

基本的なスペック

まず、36のメジャーチェンジとして37が発売され、37のマイナーチェンジされたものが38という位置付けである。ドロップについてはどのモデルも10mmと同じ値であるが、36から38にかけて前足部とヒールの厚さは次第に厚くなっていることが分かる。これはミッドソールの違いに関係していると思われる。36は主にクッションの役割を果たすEVA素材のCushlon STフォームがミッドソール全体を構成し、主に反発力を生み出すZoom airもミッドソール全体に配置されていた。一方、37と38についてはミッドソールの構成は全く同じで、全体にクッション性と耐久性に優れたReactフォーム、前足部にのみZoom airを配置している。前足部のZoom airが36に比べて2倍の厚さが搭載されていることから、37と38の前足部の厚さは36に比べて厚くなっており、ドロップを確保するためにヒールについても厚くなっていると思われる。また、38についてはミッドソールのフォームを37より増量し、クッション性を向上させているため、前足部とヒールの厚みがさらに増している。以下の動画ではペガサス37のミッドソールを見ることができる(Zoom airの説明は8:40あたりから。化粧に使うコットンのようだと言っていますね)。


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重量の実測値は以下の通り。

38は264g。

36は248g(敷いている袋の重量は加味せず)。なお、1,340km走行後の測定値であり、アウトソールもやや削れているのであくまで参考値だ。

37の26.5cm測定値は分からないのだが、38のミッドソールが増量されていることから鑑みるに、38の方が37よりも重量があることが予想される。

アッパー

38のアッパーは37に比べて大きく変わったように見える。38の素材は36のそれに近く、伸縮性のある素材で作られており、通気性が良さそうだ。実際36は通気性が良かったので、これからの季節には良いと思う。それに比べて37については剛性が強めのしっかりとした素材でアッパーが作られており、履き心地もかっちりとしていることが予想される。この違いでどのモデルが良い悪いというわけではなく、好みが分かれる部分であると思う。

シュータン

シュータンについては、36と37は酷似、38は全く違う形に生まれ変わったようだ。36と37については薄い生地で構成されている。36は生地が薄い故、シューレースの締め付けをダイレクトに感じた。ただ、その分軽量化に寄与していた印象があった。一方38は厚い生地に変更されているので、シューレースの締め付けはそこまで感じないだろうが、やや重量感を感じるところだろう。ここも各人の好みによると思う。

シューホール

シューホールは唯一3代とも異なる形式となっている。36は薄いプラスチックのような素材にシューホールがあり、37は36と似たような素材に合皮に近いやや硬めのシューホールが配置され、そこにシューレースを通す構造になっている。37はアッパーとシュータンと相まってしっかりとした履き心地になることが容易に想像がついた。38は37の合皮のような素材から布製の柔らかな素材に変更されており、履き心地の良さを37よりも追及しているように見える。

アウトソール

アウトソールについては大きな違いはないようだ。ソール前面にラバー素材が貼られており、いかにも安定感と耐久性がある構造になっている。

実際に38で走ってみた

ペガサス38で70分ほど軽くjogに出掛けた。ペガサスを履いてのランは久々だったが、38の第一印象はかっちりしていて癖のないシューズだと感じた。アッパーの足への馴染みが良く、ヒールカウンターの安定感を感じた。癖がないと言うのは良い意味では履きやすい、毎日履いていても飽きないという意味であり、悪い意味ではあまり面白みがないということでもある。だが、レースシューズと違って走行距離の多くを供にするjogシューズであるので、そのぐらいがちょうど良いのかなと個人的には思う。

なお、僕のお気に入りのシューズであるNike React Infinity run fryknit2(以下インフィニティラン)と比べると、jogペースでの前方向への進みやすさはインフィニティランの方があるように感じる。

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インフィニティランのミッドソールはReactフォームのみでZoom airは搭載していないので、なぜ?という気がするのだが、インフィニティランはソール全体の形状がロッカー形状となっている。そういった素材の違いよりもソール全体の形状の方がjogペースでの走りへのインパクトが大きいのかもしれない。ただ一方で、スピードを上げた場合はペガサス38の前足部に搭載されているZoom airの良さが出る。実際に3'00/km程度の流しを数本ペガサス38で行ったが、jogペースの時とは異なる推進力を感じた。ペガサス36の時にも感じたが、38はjogだけではなく、スピードを上げたペース走まで対応できるモデルであると思う。

Nikeアプリにおけるセールは終わってしまったが、ネットではまだまだ安い価格で売りに出されている。次モデルであるペガサス39が発売されているので、型落ちということでより手頃な価格で手に入れられることだろう。是非ペガサス38を履いてみてほしい。

なお、冒頭で簡単に触れたが、Nikeアプリはお手持ちのスマホにインストールしておいた方が良いと思う。定期的にセールが催されたり、誕生月にもセール価格でアイテムをゲットできる。

www.nike.com