One day at a time

毎日を、着実に

2022/03/18 シューズの違いによる走りの違いについて

 Raffine running style Otemachi One店が開催する皇居の練習会(皇居4周=20k)に参加してきた。当店ではNikeのシューズをレンタルすることができる(有料)ので、今回は昨年秋振りにVaporfly Next%2をレンタルして練習会に参加してみた。今回は箱根駅伝でみんな履いていたこの色をレンタル↓

2/19にも同じ20kの練習会に参加し、その時はノンカーボンのシューズを履いて走った。シューズの違いによる走りの変化があるかもと思い、今日はそれぞれのトレーニングから得たデータを比較してみたい。走行データは以下の記事で書いたGarminの胸ベルトで測定した。

onedayatatime.hatenadiary.com

なお、両日における諸々の条件が異なるため、厳密な比較とはならない。あくまでも個人的趣味の一環だ。

気象条件

2/19は冷え込んだ日で風も3/13に比べるとやや吹いていた。また、3/13は走り始めてしばらくして太陽が顔を覗かせ、半袖Tシャツで走れるぐらいの気温となったため、コンディションとしては2/19の方が走りやすかった印象。

2/19:スタート時 曇り気温3.8℃ 湿度60% 西北西の風3m

3/13:スタート時 曇り気温13.0℃ 湿度56% 西北西の風1m

着用シューズ

当然のことながら、カーボンプレート搭載のVaporflyの方が推進力は得られるはずだし、体感的にもそう感じている。

2/19:Skechers Go Run Razor+ (non-carbon)

3/13:Nike Vaperfly Next%2 (carbon-plated)

Go Run Razor+は以下の記事でレビューしている。

onedayatatime.hatenadiary.com

走者(僕)のコンディション

各コンディションの中で大きく差異が見られるのが走者である僕のコンディションである。2/19は軽い二日酔いで頭痛を伴っている。睡眠の質もかなり悪かった。寝ている時もガーミンを付けていると分かるのだが、アルコールを飲んで眠った夜は眠っている間の心拍数が明らかに高い。この差異がある以上、この比較はあまり有効なものとは言えないが、そこは重ねてご了承いただきたい。加えて、前日にトレーニングをしているかどうかも違いがある。

2/19:体重59.0kg 睡眠7時間10分 前日ノーラン&ビールジョッキ2杯、日本酒2合

3/13:体重58.4kg 睡眠7時間58分 前日15k jog(4’43/k)&飲酒なし

トレーニングサマリ

2/19の方がゴールタイムが19秒早い。平均ペースからも分かる通り、1kmにして約1秒速い。

2/19

f:id:Onedayatatime:20220313210325p:plain

3/13

f:id:Onedayatatime:20220313210329p:plain

心拍数

走者のコンディションにある通り、2/19は心拍数が高くなる要素を大いに含んでいる。振り返るとよく平均心拍数170で練習の20kも走りきれたな。。。これもグループで走る練習会の恩恵なのだろうか。3/13は平均心拍数161と、ダニエルズランニングフォーミュラのMペースの範疇(最大心拍数の80〜89%)に入っている。ピーキングしてフルマラソンに出るとして、今の僕の実力からするとフルマラソンのペースは4'00/kmなのだろう(もちろん気象コンディション次第であるが)。

2/19 170bpm

f:id:Onedayatatime:20220313210545p:plain

3/13 161bpm

f:id:Onedayatatime:20220313210548p:plain

ストライド

ストライドはシューズの違いによる有意な差が出ると予想していたが、一歩あたり0.01m=1cmと思っていたよりも差は出なかった。

2/19 1.40m

f:id:Onedayatatime:20220313211209p:plain

3/13 1.41m

f:id:Onedayatatime:20220313211345p:plain

ケイデンス

ケイデンスはVaporflyの方が低い数値となった。予想ではVaporflyのカーボンプレートのおかげでケイデンスがより減り、その分ストライドが伸びると考えていたが、そこまで有意差は得られなかった。数値からして単純に総スピードの違いによるものと予想される。

2/19

f:id:Onedayatatime:20220313211158p:plain

3/13

f:id:Onedayatatime:20220313211355p:plain

上下動比

この比率は上下動÷ストライドで求められるため、上下動を逆算すると、

2/19=9.66cm、3/13=10.152cmとVaporflyを履いた時の方が上下動は増え、その分1cmというわずかなストライドを得られたという結果になった。

2/19 6.9%

f:id:Onedayatatime:20220313211227p:plain

3/13 7.2%

f:id:Onedayatatime:20220313211406p:plain

設置時間左右差

走りの癖からくるものと思うが、僕はいつも左足の方が設置時間が長い。それは軸足が左足(サッカーする時の蹴り足は右足)であることや、左回りの400mトラックに走り慣れているためと認識している。このぐらいの差異は日常的なjogでもいつも出ているので、誤差とも言えるのかもしれないが、Vaporflyの厚底のミッドソールの不安定さが左足の接地時間を長くさせているのかもしれない。

2/19 L:50.3% / R:49.7%

f:id:Onedayatatime:20220313211247p:plain

3/13 L:50.9% / R:49.1%

f:id:Onedayatatime:20220313211418p:plain

以上、結論としては僕が走る前に想像していたよりシューズによる走りの違いは見られなかったのだが、まだ1件目のサンプルデータのため、継続してデータによる分析(大袈裟?)をしていきたいと思う。長野マラソンに向けて追加でギアを購入したので、そちらを使っていずれ今回のような比較を行ってみたいとも考えている。